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まつたけ大王のブログ

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革新的な風俗のシステムのscheme 〜NTR風俗〜


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風俗関係者のみなさんへ
僕には資本もなければ、リスクを背負う度胸も無いので、以下のアイデアは風俗関係者のみなさんへ無償で提供します。アイデアをご利用の際は、僕をその風俗店の名誉会員にしていただき、その店の永年無料パスをくだされば幸いです。
 

 

戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり脆弱(ぜいじゃく)であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。人間は結局処女を刺殺せずにはいられず、武士道をあみださずにはいられず、天皇を担ぎださずにはいられなくなるであろう。だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である
 
 本文
僕は絢爛に飾り立てられたアポロン的な嘘より、むきだしにされたカオスのほうに親しみを覚える。しかし、あるいはそれも虚構なのかもしれない。
傾城に誠なしという言葉があるが、風俗で遊ぶということの中には一欠片の真実もないのであろうか。
「お兄様といっぱいエチエチな事をしたいです♪」といったような紋切り型の紹介文を鵜呑みにしてしまう程おめでたい人は存在するまい。若い女が男と「エチエチな事」をしたいのであれば、どれだけ自分に嫌悪感を催させるような男が来ようとも客として遇さなければならない風俗で働く道理などないのである。10歳以上のサバ読みはざらであり、ウエストの数値が当てになる確率は限りなく零に近い。それに加えて写真も大抵の場合加工されている。風俗遊びは嘘という外皮で覆われているようにみえる。しかし帰り道の、もう少しましな金の使い方をしておけばよかった、という虚脱感のなかには、数学の公理における、二本の平行線は交わらないという命題と同じくらいの確かさを誰しもがお認めになると思う。どんなに良い嬢だったとしても、あるいは良い嬢であるほどこの公式は妥当する。
風俗における「いちゃいちゃ恋人プレイ」などというものは、安吾のいう武士道であり天皇であり、滅し去らねばならないものである。
三島由紀夫仮面の告白でこう書いている。
 
「私はその写しを自分の手にうけとって、目を走らせる暇もなく事実を 了解した。それは敗戦という事実ではなかった。私にとって、ただ私にとって、怖ろしい日々がはじまるという事実だった。その名を聞くだけで私を身ぶるいさせる、しかもそれが決して訪れないという風に私自身をだましつづけてきた、あの人間の「日常生活」が、もはや否応なしに私の上にも明日からはじまるという 事実だった。」
 
ややもすると「物語」に自分を委ねてしまう性向を持っていた一方、原爆投下による「歴史の終わり」から出発せざるを得なかった三島は、「物語」というもののいかがわしさを常に意識していたはずであり、それが、コロニアル様式の家を建て、ボディビルに熱中し、ディズニーランドを手放しで絶賛し、キッチュな兵隊ごっこに殉じてしまうような、ある種の露悪趣味に通じていたのだろう。この種の露悪が風俗にも必要だと考える僕は、以上の理路の論理的帰結として、NTR風俗のシステムを提案する。
 
NTR風俗のシステム
業態はソープランドが望ましいのだが、新規参入は法律の関係上おそらく難しいので、デリバリーヘルスでの営業を前提としていただきたい。僕が考えているのは普通のデリヘルにNTRコースというオプションを加えることである。1回目は相場と同じくらいの料金(18000円〜)で普通のデリヘルと変わらないサービスを行う。この段階で、きたるべきNTRコースを見据えて嬢は極力親密な雰囲気を作るとともに、以下の画像のようなマニュアルを徹底して「いちゃいちゃ恋人プレイ」を抜かりなく演出する必要がある。ここで作られる幻想が甘美であればあるほど、後のNTRコースが威力を発揮する。

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この通常プレイの終了時にNTRコースが利用できるようになる引換券をお客にわたす。
なぜNTRコースだけで営業しないかというと、それだと間男役の男が存在しなくなってしまうのが一つと、NTRコースの存在が、通常コースの利用を促すインセンティブとして機能することが期待できるからである。
NTRコースの内容について説明しよう。NTRコースの利用客がすることは、嬢と客が通常コースでプレイするのを観察すること。これだけである。料金は通常コースの半分くらいで良いかもしれない。なにもできないのだから強気な価格設定といわれるかもしれないが、他に同じサービスを行っているところが無いうちは法外ということはないだろう。このシステムが風俗業界に膾炙すれば、市場が適正価格を決定するはずだ。嬢はNTRコース利用者を徹底して無視しなければならず、視線を合わせてもいけない。そして嬢はNTRコース利用者にとっての間男との行為に没頭しなければならない。初回の通常コースでの体験の素晴らしさに正比例してNTRコースの脳破壊の威力は増すのだが、そこにはある種の清々しさが伴うであろう。それはまさに風俗体験を極限まで純化した、風俗のふるさととでも呼ぶべき境地だといえる。
 
差異のシステムを作り出す機構としてのNTRコース
NTRコースを導入する利点はこれだけではない。破壊の後には再生が必要である。NTRコースで一度脳を破壊されることにより、同じ嬢を指名しての通常コース利用がさらなる刺激をもたらすことになるだろう。その幻想に揺蕩い続けることに居心地の悪さや白々しさを感じ始めたら、またNTRコースを利用すればいい。このように落差が意味を生産し欲望を駆動させるという点が重要なのである。これは、貨幣経済における商品の価値が、その商品に内在するのではなく、他の商品との差異によって生まれるのと同じである。もしくはソシュールが言うように、言語というものの意味が、他の言語との関係で生まれるのと同じだと言い直してもいいだろう。
NTRコースのもうひとつの利点は、単純に一人の嬢が二人の客を相手にできるということであり、これにより時間あたりの利益率を上げることが可能になる。
これらの点に、NTRコースの経済的、実質的な利がある。
 
参考にした本


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