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まつたけ大王のブログ

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魔法科高校の劣等性、視聴完 絶対に去勢されないおにいさまの乳幼児的全能感に自己投影するためのあにめ


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精神的に不調だと本が読めなくなる。そういうときは頭の悪いことをしなければならない。おいしいものを食べたり、温泉に入ったり、アニメを見たり。
 
そう、俺はアニメを見て、ただでさえ運動神経のない自らの脳をさらに退化させなくてはいけない。
 
例外があるとはいえアニメというメディアは基本的にくだらない。なんらのコンテクストも無用なので敷居が低い、といえば聞こえはいいが、それは単に受け手に負荷を強いることがないということの言い換えにすぎない。
 
ゆえに、そんなくだらないアニメの中でもとりわけ中身がないらしいことで有名な魔法科高校の劣等生を視聴するのはいろいろと疲れてしまった僕にとって、うってつけだといえた。
 

 

1話 入学編I
「急激な寒冷化による食糧事情の悪化」「第三次世界大戦
 
のっけから雑すぎる 高校の文芸部でも第三次世界大戦なんて設定は使うまい(リアルおにごっこもこんな書き出しじゃなかったか?)
呆れつつこのしょーもなさには期待できる、そう思った。
 
・兄妹どうしでいちゃいちゃしていて普通に気色が悪い
・opがLISAという鬼滅の主題歌で有名になった歌手で、鬼滅の一発屋じゃなかったということを今頃知った
・一話からおれtueeするのかと思ったらそうでもなかった。
 
2話 入学編Ⅱ
・兄の妹に対する「血の繋がりがなければ恋人にしたい」という冗談が気色悪すぎた。(アニメ内の「もし」に現実を持ち出す無粋を承知しながらも)現実だったら空気がやばいことになる。
・CAD(製図ソフトではない)の設定とかは結構凝ってるらしいことがわかった
wikiみたら主人公たちの高校の所在地が八王子らしい。世界観がいろいろとおかしい気がする。八王子に住んだことがあるから余計わらえる
・この学校にはブルームとウィードとよばれる二段階のヒエラルキー構造があり、ブルームのウィードに対する扱いは貴族の不可触民に対するそれであり、無駄に殺伐としていておおいにわらえる。こんなヒエラルキーが教育上益になるとは思えないが、初っ端から第三次世界大戦なんてものを設定に盛り込んでくる作者に突っ込んでも仕方ないだろう。
 
3話 入学編Ⅲ
しょっぱなから謎会話。サイオンとはなんなのかググるはめになった。2話でも会話にでてきてたけど説明されないし… SFとかのタキオン的なやつの魔法版らしい。
・「さすおに」とかいわれて馬鹿にされてたから冷やかしで見始めたのだがなんだかんだ設定は凝ってる気がしてきた。しかしfate的な「設定厨」以上のものはかんじない。批評性を期待してこのアニメを見る人はいないだろうからどうでもいいけど。
 
4話 入学編Ⅳ
・十文字ってキャラは高校生なのに見た目が完全におっさん(名前に数字が付くキャラは「ナンバーズ」というらしくほかにも9人いるらしい 打ち切り漫画みたいな設定だ)
・いちゃつく兄妹に他のキャラがひく描写があったが、作者もこのキモさに対する自覚があるのか…と思ってしまった。
・固有名詞が多すぎてすでについていけないのだが、これらの固有名詞は主人公がすごいやつだということを演出するためだけに使われているだろうからわからなくて問題ないだろう。 今後も戦闘について他のキャラがごちゃごちゃいいだしたら、即ち主人公すごいと翻訳すればいいわけだ。
・4話しか視聴してない上で思うのだが、司波達也ほど「完璧」な主人公がこの作品以前に存在しただろうか。戦闘能力、知識において敵なしで美少女キャラにもモテモテ。人間としてまったくおもしろみがないということを除いて欠点はないといっていいだろう。万能の天才設定の夜神月も「新世界の神」になるという妄言のアホらしさでは小学生に笑い飛ばされるレベルであり、その点ではまだ可愛げがある。作者の大場つぐみ夜神月のバカさ加減についてはかなり自覚的にカリカチュアライズしていたように思える。が、司波達也というキャラのキャラクター造形においてはそのような屈託はいっさいみられない。この突き抜け方がある種の美徳であり、失笑を買う部分なのであろう。
 
5話 入学編Ⅴ
ブルームのウィードに対する差別撤廃の集会的なものが開かれるのだが、生徒会長のありがたいお言葉でウィード側が屈服するというよくわからない展開に。このシーン以外でも、作者の妙に既得権側寄りの思想がほのみえる。
魔法使いと非魔法使いの格差撤廃を推進するテロリストに学校が襲撃されたところで次回へ。
 
6話 入学編Ⅵ
・テロリストはあっさり魔法使い側に鎮圧され、持つものから待たざるものへのありがたいお言葉が贈られた。
 
・お兄様をマンセーする妹の独白中に突如挿入された謎カット。アニメ制作側は完全にネタに走ってます。

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・お兄様は生活の平穏を乱されたという理由で、仲間とともに敵のアジトを潰しにいくことに。展開はやすぎぃ
 
7話 入学編Ⅶ
・テロリストは魔法科高校の人たちにあっさり壊滅させられた。リーダーは腕を切り落とされちゃうし容赦がなさすぎる
 
 
精神分析において、乳児は、母親と自分とが一体化したような全能感のなかにいるとされる。このような近親相姦の快楽は絶対的なものだが、すべてが満ち足りた状態から何かが生まれることはないし、その必要もなくなる。そこで母ー子の2者関係に父が介入することで、この絶対的な全能感は相対化され、象徴秩序が構築され文化的なるものが生み出される契機になる。レヴィストロースも、あらゆる共同体には近親相姦のタブーがあると指摘し、一つの集団から別の集団へと女を贈りあうことで社会が循環し持続できるというようなことを主張した。要するに「差異」がもつダイナミズム(位置エネルギーを想像するのがわかりやすい)が何かを生み出すということだが、司波達也というキャラクターはすでにして全能なので、ストーリーが動き出すような余剰が存在し得ない。弁証法が駆動する契機がないのである。主人公宅は両親不在のようだが、去勢の脅威をもたらす父親不在の家で、母親代わりの妹と近親相姦的な相思相愛の関係にあるという点が、「俺tuee」をストーリーの基礎に据える作品全体の雰囲気と対応している。
そういった意味でベルセルクと対称をなすアニメだといえる。
 
8話 九校戦編Ⅰ
・妹はネットで「きもうと」と呼ばれているようだ まあ仕方ないだろう
・九校戦という体育祭のような行事が開催されるらしい。それでブルーム(被差別階級)である主人公をそのメンバーにするかで揉めるのだが、主人公が天才なのでなんとかなった というはなし。放送当時誰もが思ったのだろうが劣等生はなにかと問いたくなる
 
9話 九校戦編Ⅱ
・冒頭、主人公が御曹司と呼ばれるシーンがあり、二人称で御曹司呼びはありなのか?とおもいググったところ、同じ疑問をもったひとがyahoo知恵袋で質問していた。回答者が二人称として御曹司と故障することは問題ないということだったが、やはり違和感がある。
「二人称 御曹司」で検索するだけで魔法科高校の劣等生の記事がでてくるからみんな違和感をもったということだろう。
 
 
10話 九校戦編Ⅲ
九校戦の会場に到着。内容のない回。 全24話だから、まだ半分以上あるよ…
 
11話 九校戦編Ⅳ
・キャラが多くて名前が覚えられない。まあほとんどのキャラが主人公を持ち上げる以外の役割がなさそうだから問題ない
 
・9話くらいで、無表情系のキャラが、バスの前で搭乗者の名簿にチェックを入れる主人公のことを称賛する件は見ていて不自然極まりなかったのだが、ネットではちゃんとネタにされていたので安心した。()
 
12話 九校戦編Ⅴ
クレー射撃みたいな競技で、おにいさまは引き金を引くだけで対象を破壊できる魔法を発明した。これもう競技する意味ないだろ。
 
13話 九校戦編Ⅵ
・おにいさまは魔法を発動するデバイス(CAD)の動作を改善する凄腕技術者で、そのおかげでお兄様のチームメンバーは競技でつぎつぎと好成績を収めてゆく。おにいさまが競技せずとも間接的におにいさまの株が上がっていくという構図である。こういうおにいさまマンセーの仕方もあるのだなと感心した(皮肉)
・九校戦の試合結果で賭けが行われているらしい。高校の体育祭で賭博とか・・・。いきなり話がしょぼくなった感がある。
・おにいさまは叔母の組織と敵対しているようなのだが、おにいさまでも叔母の組織に勝つことはできないらしい。おにいさまでも勝てないものがあるという記念すべき初のような描写の気がする。
 
14話 九校戦編Ⅶ
体育祭がまだ続いている
 
15話 九校戦編Ⅷ
前話からopがあたらしいやつに。全裸の兄妹が手を差し伸べ合うカットから始まります(;´Д`)
 
16話 九校戦編Ⅷ
陣取り合戦(?)みたいな競技で敵から大ダメージを受けたお兄様がすごい魔法で速攻で回復した。やっぱりおにいさまは最強だ。
・強キャラ扱いされてた奴らはかなりあっさり倒されてしまった。(カーディナルジョージとあとひとり名前忘れた)
・お兄様は競技に勝った。しかしおにいさまは元々最強なのでなんのカタルシスもない。妹が感動して泣いているのがギャグに見えてくる
 
17話 九校戦編Ⅸ
・体育祭で賭博してるヤクザたち 賭けに負けそう→観客100人くらい殺したら中止になるんじゃね?→サイボーグを暴走させる→あっさり鎮圧される。
このくだりは必要だったのだろうか?
 
18話 九校戦編Ⅷ
おにいさま,
ヤクザをたおしにいくことを決意する→ヤクザのアジトに到着→ヤクザを全員始末する。この一連の流れがAパートで終了。ストーリーもなにもあったものじゃないな… 
 
・トロフィーを掲げる主人公の仲間(名前忘れた)どうでもいいが、これが高校生は無理があるだろ

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19話
ライフルで胸を撃ち抜かれても死なない主人公はやばい(速攻再生)
 
20話
主人公がモテモテでうらやましい
 
21話
2 生理痛
 
不要なものランキング
 
22話
あと3話。ながいなぁ
 
23話

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おまえはおにぎりを食え、おにぎりを
 
24話
魔法の研究発表の途中でテロリストの襲撃が 
まさに世紀末
 
それにしても主人公一行は人を殺すのに容赦がなさすぎ(テロリストとはいえ)
 
25話
これにて全話視聴完。イイハナシダッタナー
 
26話
前回が最終話だと思ったら間違えていた
 
総評 
単純に比較できるかは微妙かもしれませんが、禁書の劣化という印象。一応全部見た上で言うのですが、なんでヒットしたのか理解不能。26話では原作を再現する尺が足りなかったという面もあるかもしれませんが..
 
 
 
 
 
 

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