なんの下調べもせずにナガシマスパーランドに行ったのですが、家に帰って調べたところ、日本で絶叫系といえばナガシマか富士急か、というのが世評の一致するところでした。ディズニーは建物の設計に強化遠近法を使ったり、アトラクションの演出のために神話学者を雇ったり、客をテーマパークの世界観に没入させるための仕掛けを様々取り入れているようですが、絶叫マシンのスリルを追い求めるという観点からするとテーマパークとしては別ジャンルということになるのでしょう。
無粋を承知の上で１位から発表していきます。「恐怖度ランキング」などと銘打ったものの、１位が圧倒的なので、それ以外は、ほとんど順位などあってないようなものだからです。
1位 白鯨 最高速度：107ｋｍ/h 最高部高さ：55.0ｍ
スペック上は最高速度、最高高度においてスチールドラゴン2000に劣るのですが、白鯨の絶叫度はスペックを超えるものがあります。
初っ端にある2連続の下りの斜面ですが、この時点で体が浮く感覚があり、他の乗客の悲鳴も聞こえてきます。無論こんなものは序の口に過ぎず、そのあとの斜面をゆっくり昇ったあと、傾斜80度での急降下からスタート地点に戻るまで恐怖を感じない箇所はないといって過言ではありませんでした。横90度で滑走したり、360度で錐揉み回転したりすることによる放り出されそうな感覚が恐怖を助長するのでしょうか。2位以下との間には超えられない壁があります。明らかに断トツで怖いです。
余談ですが、コーヒーチェーン店のスターバックスの名前の由来は白鯨に登場する一等航海士スターバックです。どうでもいいですね。
2位 スチールドラゴン2000 最高速度：153km 最高部高さ：97.0ｍ（日本一）
コースの全長は世界一らしい。高さはナガスパの観覧車よりも高い。出発してすぐに97mの天辺に向けて昇りだす。頂上までは結構時間がかかる。横に目をやると海が広がっていて天気が良かったので水平線が見えた。しかし地球は球体なのでスチールドラゴンの頂上から見たとしても水平線はせいぜい35km先のものでしかない。なんとも夢のない話だ。そんなことを考えているうちに（嘘）そろそろ頂上だろうと思い上を見上げると頂上はまだだいぶ先にあるらしく、なかなかの絶望感があった。このときは途中で降ろしてもらえるものなら降ろしてほしいくらいだったが、降下してみると傾斜が68度だからなのか、白鯨（最大傾斜80度）と比べると恐怖はそこまで感じず、爽快感の方が勝つくらいだった。結局一番怖いのは天辺に昇っていく途中までだった。
スチールドラゴンは何回でも乗っていいような気がする。しかし白鯨は怖いので、できればもう乗りたくない。この間に超えられない壁がある。
3位 スペースショット
垂直に急上昇してから落下するという遊園地におなじみのアトラクション。やはり垂直落下は怖い。
4位 アクロバット
うつ伏せになって乗る、という点で他のアトラクションとは異質な感覚の乗り物。これも何回でも乗れる。
5位 シャトルループ
開幕時速90kmで加速はたぶん園内最強。普通に楽しい。発射前にカウントダウンするのが少し怖い。
その他圏外（フリーフォールはメンテ中（？）で乗れませんでした。頭痛が痛くて早めに帰宅したこともあり、乗れてないやつが他にもいろいろあります。まぁどうせ白鯨より怖くないだろうから..）
嵐
ナガスパの4大コースターの一つらしいがくるくるまわるだけでそれほど怖くない。見掛け倒し。
コークスクリュー ルーピングスター
オーソドックスなジェットコースター。スチールドラゴンがメンテ中の間の余興として楽しませてもらった。
圏外の圏外 お化け屋敷
申し訳ないのだが1mmも怖くなかった。5歳くらいの女の子が涼しい顔をして出てくるのを見かけた。そのレベル。全部機械なのが悪いのだろう。人間がお化け役をやって本気で客を怖がらせるようなタイプのものにすれば話は変わってくるかもしれない。
まとめ
