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復讐の教科書 の感想


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いじめで自殺に追い込まれた高校生が教師として転生していじめグループに復讐する漫画。

 

こういう復讐系のフィクションの流行について思うところがあったので1話しか読んでませんが感想を書きます。

 

全部がそうなのかは知りませんが、ちらりと目にする復讐系の作品のタイトルから推察するに、ほとんどがなにかの偶然で手に入れた超能力を使って自らを虐げた相手に復讐するという筋書きのようです。

 

しかしこのような構造の物語が礼賛されるというのは奇妙なことのように思います。

 

なぜならそのような漫画に感情移入するということは、即ち超能力がなければ現状を打開できないという現実を是認することにほかならないのでは、という疑問が残るからです。

 

個人的にはフィクションの中でくらい具体的、現実的に復讐してほしいと思うのですが、、、

 

フィクションの中にフィクションを抱え込んで仮構の度合いを強めることによって現実をやり過ごそうという、それは一つの策なのでしょう。このような漫画の流行は現実に対する諦めが強くなっていることの証左なのかもしれません。


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