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おでんツンツン男はyoutuberになったほうがいい


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おでんツンツン男がおでんをツンツンしてしまったことを後悔しているらしいことが話題になっている。

 彼の動画が面白すぎることに一因があるとはいえ、「たかが」器物損壊と威力業務妨害で全世界に自分の悪名が広まってしまったのだから自らの愚行を悔いるのも当然といえる。

ネットのおかげで人の噂も七十五日という格言は現実を捉えたものとは言い難くなってしまった。実際のところ「デジタルタトゥー」による社会的制裁は死刑より重いという意見もあり得るだろう。
ここで思い出されるのが唐澤貴洋さんという弁護士の存在だ。唐澤さんはネットリンチの被害者の法律相談を受けたことで二次災害的に不当に誹謗中傷されることになってしまった。彼が事件の影響でテレビに出演したり本を出版することができたことを考えるとトレードオフのようにおもえるが実際はなんj民によってそのような「等価交換」をせざるを得なくなった、という意味では決定的に不利な立場にある。ゆえに唐澤さんのネットミーム化が不可逆なまでに進行してしまった以上、それを徹底的に利用する、という戦略が倫理的(スピノザ的な意味で)にも功利主義的にも最も有効だといえる。なぜなら「デジタルタトゥー」はその定義上抹消不可能なものなので「デジタルタトゥー」が刻まれなかった「今」について考えるのは単に無意味だからである。そのような状況に追い込まれること自体がアンフェアなのだが、そう問うことすら当人からすれば無意味なことだろう。
同じ理由でおでんつんつん男も「デジタルタトゥー」をなにかのきっかけとしてyoutuberにでもなったら良いのではないかと思う。現在は価値観が多様化した結果コンテンツの質を規定するような一定の評価軸が存在しない時代である。ゆえにコンテンツの質よりも知名度マーケティング力の方が重要な尺度になりうる、ということを考えると(私は見るつもりはないが)おでんをつんつんする動画でも投稿すれば一定数は視聴する人がいるだろう。
過去の動画が掘り返されるにも関わらず、彼がAbemaに出演したのはyoutuberになるための布石だというのは穿ち過ぎだろうか。

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